借金のある家族と縁切りしたい人が読む3つのポイント

家族に借金があり、金銭的に頼られるのが嫌なので縁切りしたい、という人は少なからずいます。

家族と縁切りする、というのは法律上の手続きができるものではありませんが、関わりを無くすことで事実上の縁切りは可能です。

家族の借金を肩代わりする義務は保証人になっていない限りありませんし、家族を扶養する義務も強い強制力があるものではありません。

家族に借金があっても法律的には縁切りできない

結論から言うと、法律的に家族の縁を切る方法はありません。親であっても兄弟であっても、家族という関係は書類などで切ることはできないのです。

しかし、事実上まったく関わらないようにするということは可能です。

縁切りをしなくても、扶養・介護・葬儀といったことに一切関わらないようにすれば、縁切りしたのと同じことになります。

縁切りしなくても家族の借金を肩代わりする必要はない

財産というのは個人のものなので、たとえ家族に借金があったとしても、本人以外の人が返さなければならないという義務は基本的にはありません。

また、民法877条では「家族は互いに扶養をする義務がある」と定められていますが、実際に扶養を強制されるケースは珍しいです。

福祉事務所から「家族を扶養できないか」という連絡が来た場合でも、返信をしなくても罰則はありません

また、扶養義務は「社会通念上で生活を壊さない程度の限度」と定められているので、「生活に余裕がないので扶養はできない」「こういう理由があって絶縁状態なので扶養はしたくない」ということを伝え、断ることもできます。

この場合は裁判に訴えられることもありますが、生活に余裕がないことや絶縁の理由をはっきり主張すれば、裁判に勝って扶養をせずに済む可能性があります。

縁切りしても保証人になっていると家族の借金を肩代わりする義務がある

家族の借金を返さなければならないのは、家族の借金の保証人になっている場合です。

保証人は家族が死亡したり個人再生や自己破産を行ったりした場合、借金の残高を一括で返済する義務があります。

縁切りしたいような家族の保証人には絶対になってはいけないということですね。

まとめ

残念ながら、書類上の手続きなどを通じて法律的に家族と縁切りする方法はありませんが、一切関わらないようにすることで、事実上の縁切りは可能です。

家族には互いに扶養する義務があるとはいえ、家計に余裕がない人が無理をする義務はありませんし、その家族と絶縁状態であるという事情も考慮してもらえます。

ただし、家族の借金の保証人になっている場合は、本人が返済できなくなったときに肩代わりしなければならないので注意してください。

借金地獄のエピソードから見たよくある借金の落とし穴3つ

借金なんて自分には関係ない、と思っている人は多いものですが、実はふとしたところに借金エピソードにつながる意外な落とし穴が隠れていたりするものです。

ここでは、借金エピソードに多い「保証人」「リボ払い」「奨学金」について、どんな落とし穴なのかを解説していきます。

借金のエピソードで多いのは「保証人」

住宅ローンや会社の融資など、保証人を付けなければできない借金というのはいろいろあります。

しかし、軽い気持ちで保証人になることを引き受けてしまうと、本人が返済できなくなったときや本人が亡くなったときなどに借金の残高を全額返済する義務が自分に来てしまいます。

特に、本人が個人再生や自己破産といった債務整理をした場合は、保証人に一括払いで借金の残高が請求されるので、保証人も債務整理しなければならなくなる、というケースも多いです。

「リボ払い」は借金エピソードへの入り口

クレジットカードで気軽に利用できるリボ払いですが、安易に使うと支払総額がどんどん上がり、気が付くと金銭的に苦しい状況になっていた、というケースも少なくありません。

リボ払いとは、毎月一定の金額を支払っていくタイプの支払方法です。仕組みとしてはモノを買ったときに全額を借金し、毎月一定額を返済していくのと変わりありません。

例えば、パソコンや周辺機器を総額50万円で購入し、リボ払いで毎月1万円ずつ支払っていった場合、支払総額はリボ払い手数料を含めて90万円を超えてしまいます。

また、支払いが終わらないうちに別のリボ払いを重ねると、支払いがどんどん大変になっていきます。

最近問題になっている借金エピソード「奨学金」に注意

大学などの学費を借りることができる奨学金は立派な借金です。

奨学金は利息が低いものの、学費は4年分で300600万円と高額であるため、卒業した時点で多額の借金を負っている状況になってしまいます。

奨学金は任意整理するメリットがほとんどないため、支払いきれないと個人再生や自己破産をするしかないというのも怖いところです。

まとめ

借金エピソードとして多い「保証人」は、自分の借金でないのに多額の借金を背負わされる可能性がある怖い落とし穴です。

「リボ払い」はクレジットカードで手軽に利用できてしまいますが、毎月の支払額が小さいからといって油断しているといつまで経っても支払いが終わりません。

「奨学金」は借金と認識されていないことも多いですが、学費が高額であるため返済に困ってしまう人が急増しています。